タイトル等
中﨑透|フィクション・トラベラー
会場
水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期
2022-11-05~2023-01-29
新型コロナウイルス感染症の再拡大により、入場制限や予約制の導入、延期、中止または内容の変更を余儀なくされる場合があります。最新情報は当館ウェブサイトでご確認ください。
休催日
月曜日(*ただし、1月9日は開館)、12月27日(火)-1月3日(火)、1月10日(火)
開催時間
10:00~18:00
(入場は17:30まで)
観覧料
一般900円、団体(20名以上)700円、高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料 *証明書が必要です
●一年間有効フリーパス「年間パス」2,000円
●学生とシニアのための特別割引デー「First Friday」:学生証をお持ちの方と65-69歳の方は毎月第1金曜日100円
*証明書が必要です
主催者
公益財団法人水戸市芸術振興財団
協賛・協力等
助成| 一般財団法人自治総合センター
協力| 株式会社葵建設工業、トヨタカローラ新茨城株式会社、サントリーホールディングス株式会社
企画| 竹久侑(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
概要
本展は、ズレをテーマにゆるやかな手法で多様な作品を制作する、美術家・中﨑透による美術館初の大規模個展です。中﨑が近年展開する、インタビューをもとにした文学的インスタレーションに着目し、水戸および水戸芸術館を読み解く最新作を発表するとともに、代表作を含む旧作も取り上げ、中﨑透の全貌を紹介します。
1976年、水戸で産声を上げた中﨑は高校時代に当館の活動に出会い、美術家を志す道に進みました。2007年に水戸に拠点を移してからは美術家としても当館の活動に携わるようになります。本展では、中﨑の出身地である水戸と中﨑にとって最も身近な美術館である当館をモチーフに、当地および当館にまつわる「もうひとつの物語」を、インタビューとリサーチを通して独自の視点から浮かび上がらせます。また、看板をモチーフとした初期作から、絵画やドローイング、過去のインスタレーションの再構成、カラーアクリルと蛍光灯による近年の立体作品まで、新旧の作品を織り交ぜることで中﨑の活動の軌跡をたどります。
生い立ちから現代美術との出会い、そして美術家として活動する今へ―自叙伝的な色合いをも帯びた、出身地ならではの記念碑的な個展といえるでしょう。

物心ついた頃から、テレビのゴールデンタイムには時代劇「水戸黄門」が流れ、自分の住んでる街の名前がテレビに毎週映っているのは、子どもながらになんだか誇らしかったりした生粋の「水戸っぽ」であるわけだが、自分の祖父が実は水戸黄門だとずっと思い込んでいた夢から覚め、サンタクロースはいないという現実を知ったのは幼少の頃。水戸黄門が諸国漫遊というほど日本中を歩いたわけでもないらしいと知ったのはもう少し後のことだっただろうか。
ただ、かといって物語から醒めるわけでもなく、そもそもがテレビの時代劇という虚構を前提としての娯楽であるように、芸術もまた物語や虚構と現実のはざまを絶え間なく行き来するなかで織り成された「越後のちりめん問屋」のようなものである。僕はたぶん虚実の隙間をうろうろと20年以上旅をしている。冗談のような嘘が、時として夢のような現実を生む力になることをきっと信じているんだと思う。―――中﨑透
イベント情報
会場 | 水戸芸術館
料金 | とくに記載がない限り無料 ※ただし、どのプログラムも展覧会入場券が必要です。
申込 | 6をのぞきご予約が必要です。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。

1 | アーティスト・トーク
日時 | 11月5日(土) 14:00-15:30
定員 | 40名 ※要予約/先着順
受付開始 | 10月10日(月・祝)

2 | 「看板屋なかざき」注文を承ります。 大募集&公開制作
本展会場に掲出したいあなたの「看板」の注文を中﨑透が承ります。実在の会社や架空の店舗、好きな言葉、誰かへのメッセージなど、あなたの希望を中﨑透が自身の作品としてアレンジし、ちょっとねじれた看板に仕上げます。注文の面談は展示室で行います。公開制作も実施。
日程 | 11月6日(日)-20日(日)の金/土/日曜 ※13日(日)をのぞく
件数 | 24件 ※要予約/先着順
料金 | 1,100円 受付開始 | 10月10日(月・祝)

3 「プロジェクト FUKUSHIMA!」ドキュメンタリー映画上映+トーク
日時 | 12月3日(土)映画上映のみ 15:00-
12月4日(日)映画+トーク 14:00-16:30
「プロジェクトFUKUSHIMA!」の発起人のひとり大友良英(音楽家)と同ドキュメンタリー映画監督の藤井光(美術家)をゲストに、同プロジェクトにおける中﨑透の関わりや経緯などについて語ります。
定員 | 40名 ※要予約/先着順
料金 | 500円 受付開始 | 11月5日(土)

4 | Nadegata Instant Party 上映+トーク
中﨑とともにNadegata Instant Partyとして活動するメンバーの野田智子(アート・マネージャー)と山城大督(美術家)をゲストに、2009年に当館での展覧会のために制作された映像《学芸員Aの最後の仕事》を振り返り、中﨑透の真髄に迫ります。
日時 | 1月14日(土) 14:00-16:00
定員 | 40名 ※要予約/先着順
受付開始 | 11月5日(土)

5 | 視覚に障害のある人との鑑賞ツアー
「session!」特別編
全盲の美術鑑賞者である白鳥健二氏をナビゲーターに、対話を通して展覧会を鑑賞します。中﨑透を迎えてのフリートークも行う特別編です。
日時 | 12月11日(日)、18日(日) 各日10:00-12:30/14:30-17:00
定員 | 各回5名 ※要申込/抽選
料金 | 1,500円(展覧会入場料を含みます)
受付期間 | 10月8日(土)-11月6日(日)

6 | ウィークエンド・ギャラリートーク
市民ボランティアCACギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
日時 | 11月19日(土)より毎週土曜日 15:30- 40分程度
※申込不要。ただし、他のプログラムとの関連で中止になる場合があります。
ホームページ
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5186.html
会場住所
〒310-0063
茨城県水戸市五軒町1-6-8
交通案内
JR 及び 路線バス
上野駅(※)から 水戸駅まで、常磐線特急『ひたち』『ときわ』及び各駅停車が約30分毎に運行しています。乗車時間は特急で約65~80分、各駅停車で約130分です。

水戸駅からは、バスをご利用になると便利です。「北口バスターミナル4~7番のりば」から乗車し、「泉町1丁目」下車。乗車時間は約10分です。降車後バスの進行方向に進み、すぐの交差点で大通り(国道50号)を渡り、そのまま路地を直進してください。徒歩2分ほどで到着します。

※2015年3月のダイヤ改正により、幾つかの時間帯において常磐線の運行が延長され、品川駅発着(東京駅経由)の便が追加されています。


お車
常磐自動車道 水戸ICより 国道50号線を水戸市街地方面へ 約20分。

水戸ICを下りた道路が国道50号線です。そのまま市街地方面にお進みください。
しばらく進みますと、バイパスと本道と分かれていますが、そのまま下の道路(本道)をお進みください。道なりに15分ほどで水戸の市街地に入ります。
市街地の中の交差点、「南町3丁目」で左折をしてください。(左手にみずほ銀行がございます。) そこから「2つ目の信号」でまた左折をしてください。
そこから信号ひとつ過ぎたところで芸術館の地下駐車場のマークが見えてまいります。


高速バス
東京駅 八重洲南口バスターミナルのりばから 「常磐高速バス(赤塚又は茨大ルート) 水戸駅行き」で約100分、泉町1丁目下車、徒歩2分。
ホームページ
https://www.arttowermito.or.jp/
茨城県水戸市五軒町1-6-8
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