タイトル等
たまびやき
第14回 多摩美術大学/工芸学科/陶/選抜作品
壹岐幸人・伊藤舞柚・今関華・栗原智美・永井優里・李智民・和田悠
会場
ギャラリーなつか&Cross View Arts
会期
2022-09-26~2022-10-01
概要
壹岐幸人 IKI Yukito
陶という無機的な素材は、扱い次第では有機的な表情を見せてくれる。
無機的な原型に有機的な表情を纏わりつかせたとき、その豊かさによる力強さと、
有機的な表情が感じさせる、立体と空間の2つで作品になることを意識し表現している。

伊藤舞柚 ITO Mayu
私が小さい頃、仕事で多忙な父親が飛行機型のスプーンを使って楽しく食事を食べさせてくれた思い出から、親子でままごとを楽しんでいる光景が思い浮かぶようなスプーンとフォークを制作した。子供の口までスプーンとフォークが移動する動きに着目し、取手部分を乗り物が印象的な童話をモチーフにした。

今関華 IMAZEKI Hana
一つ一つの線が形の流れを作り出す。それはチラチラと、見えたり消えたりする複雑さにより、形に心地よさを生む。
内側の力が外側に影響したさまを見たとき、元の形が壊れると同時に新たな形へと変換されるさまにモノとしての力強さと面白さを感じた。
これらを自分の中に取り込み、変換することで形をより明確なものにした。

栗原智美 KURIHARA Tomomi
本作品は、「命の気づき」をテーマに人肉の表現で皮革製品を模した作品です。
きっかけは鞄職人である父の作業場にかつて命があった革を捨てる光景があり、恐怖を感じた経験からなります。そこで、人肉の表現を皮革製品の形に落とし込み、つい忘却してしまう身近な命のかけらを自分事として感じるきっかけになれば幸いです。

永井優里 NAGAI Yuri
陶という素材は、重力の影響を受けやすく、それを視覚的に訴えてくる。
この素材を用い、重力に抗おうと制作することで起きる独特な力強さ、しなやかさがある。
そこに私は心奪われ、これを表現したいと考えている。

李智民 LEE Jimin
感情の中で、言葉に表す事の出来ない複雑でモヤモヤしたモノを表現している。
作品の中では粒がたくさん集まっていたり離れていたりして多様な景色が生まれる。
その粒の集まりには形や大きさ、色など、一つ一つの違いから複雑さがより浮かび出てくる。
様々な複雑さが一つになり、言葉にははっきり表せない感情を造形として表現した。

和田悠 WADA Haruka
雪が降る。
木々や建物は雪に覆われ存在だけが残る。
細かなディテールが消え存在だけが残った世界の心地よさ、全てを受け入れてくれるような寛大さ。そこに心地よさを感じその景色を見たときの感覚をモチーフとした。
ホームページ
http://gnatsuka.com/tamabiyaki-2022-1/
会場住所
〒104-0031
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル 1F
交通案内
◆東京メトロ
京橋駅(銀座線) 3番出口より徒歩2分
銀座一丁目駅(有楽町線) 3番/ 7番出口より徒歩3分

◆JR
有楽町駅 京橋口より徒歩5分
東京駅 八重洲南口より徒歩8分
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http://gnatsuka.com/
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル 1F
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