タイトル等
不知火美術館 夏の企画展
かなたをよむ:海と空のあいだのP
中野裕介/パラモデル
会場
不知火美術館・図書館
会期
2022-08-13~2022-10-15
休催日
会期中無休
開催時間
9:00~18:00
土曜日は21:00まで開館(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
大人300円、高大生200円、中学生以下無料
※20名様以上の団体は2割引
※障害者・戦傷病者の各種手帳の交付を受けている方及びその介助者の方は半額
※後期高齢者医療被保険者証の交付を受けた市内在住者は半額
主催者
宇城市不知火美術館
協賛・協力等
協力|MORI YU GALLERY、株式会社WEST、肥後琵琶乃会、株式会社フジオ・プロダクション、松錦館
後援|宇城市、宇城市教育委員会、熊本県文化協会、熊本日日新聞社、KKT、TKU、RKK、KAB
映像制作協力|高野友実、倉地宏幸(大阪電気通信大学)、中市和磨
企画|里村真理(不知火美術館)
概要
美術館で不知火海を読む
本展では、書物やマンガ、古典芸能など古今東西のテキストや語りの言葉を猟歩し、創作を行う現代アーティスト中野裕介/パラモデルが、不知火美術館のために構想した新作を発表します。鉄道玩具のレールなどを素材に、空間をジャックするようなインスタレーションで注目されるパラモデル。今回は、「図書館とは世界の模型であり、世界は永遠に完成しない一冊の巨大な書物」と空想する中野が、不知火海や熊本にまつわる文学や芸能をリサーチして、複数の映像と巨大なドローイングを大胆に交錯させ展示室の空間全体を作品世界に変容させます。
中野は、自身の出身地・東大阪に生まれた「俊徳丸」伝説を十年以上追い続けている中で、かつての熊本で、盲目の人が琵琶をもち、門付けや神事、説教節などを語って移動し生計をたてていた「琵琶法師」と呼ばれる人々にたどり着きます。
どの地域でも歴史の中で負った「傷」を、人々は時に芸に反映させ、時に哲学を生み出してきました。不知火海から生まれた石牟礼道子の作品は、水俣の負う傷と向き合う中から生まれています。石牟礼道子や肥後琵琶の語りを導き手に、テキストや風景の断片と自由に戯れる中野の眼差しを通して、アートも含む表現が、その土地の傷と対峙し生み出してきた創造力を感じ、考える機会となれば幸いです。
イベント情報
●アーティスト トーク
中野裕介(本展アーティスト)が展示「かなたをよむ」について語ります。
日時:8月13日(土)11:00~12:00 会場:ブック&カフェエリア
料金:無料(事前予約優先)

●ライヴ「かなたをきく」
展示空間の中で、琵琶奏者による語り物のライヴ演奏を行います。
日時:8月14日(日)11:00~12:00 会場:美術館展示室内
演奏:後藤昭子、岩下小太郎(ともに肥後琵琶乃会)
料金:無料(要展覧会チケット、事前予約優先)

●ワークショップ「青いレールで空と海のあいだをつなごう」
美術館・図書館の地面におもちゃのレールで自由に絵を描きます。
日時:8月14日(日)14:00~16:00 会場:アトリエ(大)ほか
定員:小学生~大人 先着10名(小学4年生以下は保護者同伴)
料金:無料(要展覧会チケット、事前予約制)

●ライヴ+トーク「かなたをきく・かたる」
展示空間の中での琵琶奏者による語り物のライヴ演奏と、中野とゲストによるトークを行います。
日時:9月11日(日)14:00~16:00 会場:美術館展示室内、ブック&カフェエリア
ゲスト:後藤幸浩(正派薩摩琵琶)、兵藤裕己(日本中世文学・芸能論)、西成彦(比較文学)
料金:無料(要展覧会チケット、事前予約制)

*各イベントは8月より予約開始予定
*日程及び内容が変更・中止になる場合があります。
プログラム詳細や申込方法等は、ホームページをご覧ください。
ホームページ
https://www.museum-library-uki.jp/museum/project/2022/07/152/
会場住所
〒869-0552
熊本県宇城市不知火町高良2352
交通案内
●JR:松橋駅下車、徒歩8分。東口を出て右方向、線路沿いを南へ。2つ目の踏切を渡り50m進むと、左に国道266号をくぐる小さなトンネル。それを通り抜けると美術館に至る。 ●バス:九州産交バス:松橋~三角線(松橋産交発三角産交行き)宇城市不知火支所前下車。 ●車:九州自動車道松橋ICより天草・三角方面へ4㎞。国道266号不知火町高良交差点を左折し、約150mで美術館入口。
ホームページ
https://www.museum-library-uki.jp/
熊本県宇城市不知火町高良2352
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