培広庵氏が親子二代にわたって蒐集してきた近代の美人画コレクションを丹波市で初公開します。
培広庵コレクションは、明治から昭和にかけて活躍した日本画家による作品約130点から構成されています。その収蔵作家は京都に拠点を置いて活躍した上村松園をはじめ東京の鏑木清方や池田蕉園、大阪の島成園などおよそ60名に及びます。本展ではコレクション中の人気作品、上村松園による掛軸《桜可里能図》など約70作品を取り上げ、明治から昭和それぞれの時代の好みや流行を反映した人物やファッションの表現をご紹介します。時代や地域ごとの美人画の特色や作家の個性を見比べてお楽しみください。