現在、普段から何気なく使っている水道・電気・ガス・通信といったライフラインは、今から約90年前まで遡ると、すべての家庭で使えるものではなく、くらしに必要なことは主に手作業で行うことが当たり前でした。
戦後、高度経済成長期を経て、世の中が豊かになってくると、人々のくらしも大きく変化しました。各家庭にライフラインや電化製品が行きわたり、これまでより家事に手間も時間もかからなくなっていきました。
本展では、昭和から平成のくらしの変化について、各時代の生活道具を通して紹介します。川崎市内で実際に使われていた道具を公開することで、川崎市の歴史や文化への関心を深めていただく機会となれば幸いです。