タイトル等
スーパーリアリズム
―カメラの眼を超えて―
会場
いわき市立美術館
会期
2004-05-23~2004-07-04
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時00分(ただし、7月2日(金)は20:00まで開館。入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般940(750)円/高・高専・大生310(240)円/小・中生210(160)円
※( )内は、20名以上の団体割引料金
主催者
いわき市立美術館
概要
写真のイメージをそのまま絵画に持ち込もうとするスーパーリアリズムは、1960年代後半のアメリカで産声をあげました。ラディカルリアリズム、フォトリアリズム、シャープフォーカス・リアリズムなどの名で称されるこの新しいリアリズムは、抽象的な表現が優先する当時の美術会に大きな衝撃をあたえました。敢えて抽象的な表現に背を向けた彼らの作品は、伝統的なアメリカ写実主義の流れを継承するものであり、また、その出発においてポップ・アートの影響も連想せずにはいられないアメリカならではの美術の動向と言えるでしょう。
自動車やショーウィンドー、大量生産による人工物などの日常的な風景を主題としたスーパーリアリズムの作品は、作家の主観的な表現をできるだけ抑え、カメラの眼によって定着されたイメージを忠実に再現することにより、今までにない客観性を作品に持ち込もうと試みています。身近なものをカメラの眼を借りてとらえ、その対象を細部まで正確に描写しようとするこだわりと熱意によって表された作品は、私たちの目と心を大いに驚かし、この驚きによって喚起された私たちの視線は、日々目にしていながら気づかずにいた美しい日常の風景へと誘われます。
写真を素材にした彼らの表現は、現実と写実、絵画と写真、具象と抽象など、芸術の本質に迫る数々の問いを投げかけながら40年という時を刻んできました。本展は、チャック・クロース、リチャード・エステスなど、代表的な27作家の油彩画を中心とした67点の作品で、現在まで継承、発展しつづけるスーパーリアリズム絵画の全貌を紹介いたします。

ホームページ
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/kyoiku/museum/index.html
展覧会問合せ先
電話:0246-25-1111 ファクス:0246-25-1115
会場住所
〒970-8026
福島県いわき市平字堂根町4-4
交通案内
■電車
JR常磐線・磐越東線 いわき駅より 徒歩12分

■高速バス
高速バス (東京―いわき線、会津若松・郡山―いわき線、福島―いわき線) 平中町バス停より 徒歩3分

■自動車
常磐・磐越自動車道 いわき中央I.C.より15分
ホームページ
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/genre/1444022369394/index.html
福島県いわき市平字堂根町4-4
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