2つのテーマで当館の収蔵作品を紹介します。
カットガラス展
ガラスの伝統的な装飾技法のひとつである、カット。ガラスの表面にカット加工を施すことで、シャープな印象を与え、また、カット面に光が反射するとキラキラした輝きを得ることができます。本展では近代の器や日本のカットガラス・切子の流れをくむ現代作品、中国清朝ガラスなどを紹介し、カット技法による様々なガラスの表情をご覧いただきます。
※本展は予定していた内容の規模を縮小して開催します。
生々流転
約4500年にも及ぶガラスの歴史の中で、多様な視覚効果をもたらす技法が生み出されてきました。現代のガラス作家たちの手によっても新たな技法が開発され、ガラスの表現素材としての可能性は無限の広がりを見せています。
本展ではガラスが持つ素材の効果を最大限に活かした、涼やかさや温もり、溶けたガラスの柔らかさ、重力や遠心力などを感じさせる作品を紹介します。