1923年(大正12)の関東大震災で、首都東京は壊滅的な打撃を受けます。震災からの復興は、昭和のモダンな文化を生み、人々の価値観や生活が劇的に変わっていきます。しかし戦争によって、再び人々の生活は変えられ、空襲は全国を焦土と化し、1945年に終戦を迎えます。これはわずか22年間に起こった出来事です。この激動の時代、洋画家たちは何を思い、どのよう絵を描いたのでしょうか。
この展覧会では、関東大震災から終戦までを昭和前期として捉え、安井曽太郎や梅原龍三郎など激動の時代を生き抜いた昭和の巨匠達の名品約90点をご紹介します。