佐倉市立美術館では、「佐倉・房総ゆかりの作家たちの作品」をひとつの柱として調査・研究を行っています。昨年度は、銚子出身の渡辺 学、佐倉市に在住し活動した結田 信・中台一司、そして現在も市内で制作を続ける鈴木治平の作品を収集しました。また佐倉ゆかりの作家である浅井 忠の周辺の作家として霜鳥之彦の作品・資料も収集しています。佐倉藩士の息子で浅井 忠にも師事した倉田白羊の作品・資料も収集し、来年1月には「倉田白羊展」の開催を予定しています。本展では、これらの作家に加え、佐倉市内で美術教育に携わった秋吉 匠、齊藤 惇の作品をあわせて油彩画、水彩画、日本画、工芸など約40点の当館収蔵作品を紹介します。