2021年6月15日に開館40周年を迎えた静岡市立芹沢銈介美術館。今年度最後の企画展「冬」編は、芹沢銈介の収集がテーマです。当館には芹沢本人の寄贈による世界各地の様々な工芸品4500点が収蔵されていますが、今回はその中でも点数が多く人気も高い「日本の藍染」に焦点を当てます。被衣(かつぎ)、夜着(よぎ)、火消衣装、刺子(さしこ)の労働者、風呂敷や油単(ゆたん)、のれん、馬飾(うまかざ)りなど、藍染の名品150点を一挙公開します。芹沢が自らの目で選び親しんだ藍染の品々をどうぞお楽しみください。
また「鶴亀松竹梅のれん」「寿の字のれん」など、新年をあたたかくお祝いする芹沢銈介の代表作60点もあわせて展示します。