タイトル等
阪急文化財団 2021展示Ⅳ
幻の天才画家 鈴木華邨展
甦る花鳥風月の世界
会場
逸翁美術館
会期
2021-10-09~2021-12-12
【前期】10月9日(土)~11月7日(日)
【後期】11月13日(土)~12月12日(日)
休催日
毎週月曜日 ※ただし11月8日~12日は展示替え休館
開催時間
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
800円 大・高生600円 中学生以下無料
概要
鈴木華邨(1860~1919)は、明治から大正にかけて活躍した日本画家です。絵をはじめは狩野派中島亨斎に学び、のちに亨斎の世話で菊池容斎に師事しました。その後、様々な画派に私淑し研鑽に励んだこともあり、狩野派・文人画・円山四条派などだけででなく、西洋画の影響も受けた画も残しています。華邨は花鳥画を得意にしており、洒脱味があり、巧緻な写実性、四季感を生かした瀟洒な画風に特徴があります。明治33年(1900)のパリ万国博覧会に出品し銅牌を受賞するなど、ヨーロッパでも高く評価された画家の一人でした。しかし、現在では残念ながら当時の活躍の面影は無く、忘れ去られた画家となってしまいました。
小林一三が鈴木華邨と出会ったのは明治35年頃のことです。明治39年には「鼎会」という華邨・寺崎広業・川合玉堂を後援する会を発足します。一三は三井銀行に勤めていた頃であり、若き日の一三が最も力を入れて収集したのが華邨の作品でした。一三はこの後東京から大阪に転居する際にそれまで集めていた作品を一度処分していますが、華邨の作品だけは処分せず大阪に持ってきました。
このたびの展覧会は、明治画壇の大家の一人でもある鈴木華邨の作品を初公開の作品も併せて一堂に公開し、改めてその画業を振り返り、日本画家・鈴木華邨の姿を浮かびあがらせます。四季のうつろいを見つめて、鮮やかに描き出した華邨の花鳥風月の世界をお楽しみください。
イベント情報
講演会
①2021年11月20日(土)午後2時から
「花鳥風月 ー日本から世界へ」
東京藝術大学教授 佐藤道信氏
(要事前申し込み・定員50名)

鑑賞講座
②2021年10月17日(日)午前10時30分から
③2021年12月4日(土)午前10時30分から
担当 宮井肖佳(当館学芸員)
(要事前申し込み・各回定員30名)

講演会・鑑賞講座ともに9月1日(水)午前10時から申し込みを受け付けます。

[申し込み方法]
メール・もしくは阪急文化財団HPのお問い合わせフォームより「希望する講座番号および住所・名前・連絡先の電話番号」をお書き添えの上、お申し込みください。(1回のお申し込みで2名まで)
ホームページ
http://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/2424/
会場住所
〒563-0058
大阪府池田市栄本町12-27
交通案内
阪急電鉄宝塚線「池田駅」下車、北へ徒歩約10分
ホームページ
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/
大阪府池田市栄本町12-27
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