ジョン・レノン・ミュージアム(埼玉県さいたま市、館長・水沢順一)では、昨年6月より『ザ・ビートルズ』(通称;ホワイトアルバム」)の収録曲の草稿となった直筆作詞ノートを本年8月まで月替わりで公開しておりますが、3月をもって「ホワイトアルバム」の収録曲が終了するのに伴い、改めて、「ジュリア※」を取り上げ、草稿の作詞ノートと日本で初めて公開する作詞原稿の2種類を2月14日(土)から8月31日(月)まで展示し、曲が出来上がる過程をご紹介します。
『作詞ノート』は、ジョンがヨーコと結ばれる前の1968年、瞑想修行のためにインドに滞在していた時に書きためていたもので、「ジュリア」も全15曲のうちの1つとしてノートに収められています。
発表された歌詞にあるヨーコを連想させる「オーシャン・チャイルド(大洋の子)」は、草稿の作詞ノートでは、まだ出てきませんが、今回の作詞原稿にはその部分が記載されています。つまり、曲ができあがる過程で、ジョンの母への想いとヨーコへの愛が徐々にひとつになって美しいバラードに仕上がっていったことがわかります。ジョンもヨーコに手伝ってもらって作った・・・と語っています。
※「ジュリア」…母ジュリアとヨーコへの愛を歌った曲
また、「レット・イット・ビー・ネイキッド」発売を記念して、2月14日(土)より2月29日(日)まで「レット・イット・ビー」のジョンがもらったゴールドディスクを展示し、併せて、2月28日(土)、29日(日)の2日間(11:00~18:00 2階特設ステージ)、アメリカBOSE社の協力のもと、「レット・イット・ビー」と「レット・イット・ビー・ネイキッド」の聴き比べを行います。