タイトル等
松本竣介・麻生三郎展
会場
神奈川県立近代美術館 鎌倉
会期
2004-02-21~2004-03-28
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般 600円(500円)
20歳未満・学生 450円(350円)
65歳以上 300円
( )内は20名以上の団体料金です。
高校生以下の方、障害者の方は無料で入館できます。
主催者
神奈川県立近代美術館
概要
松本竣介と麻生三郎は、ともに、日本近代洋画を代表する作家です。
松本竣介(1912-1948)は、戦前、戦中という時代に、軍国主義のもと、日本中が戦争に突入していくなかで、時代に背を向けつつ、自分の素直な思いに忠実でいようと、日常的なテーマをもとに人間性溢れる温かみのある表現に満ちた人物画や風景画を描きだしていきました。1943年には、松本竣介は、友人で画家の麻生三郎や井上長三郎、鶴岡政男らと新人画会を結成しています。彼らは、表現の自由が制限された重苦しい空気のなかで、家族や自画像といった身近なものをモチーフにして人間愛のすばらしさを絵画に描き込もうとつとめました。とくに、麻生三郎(1913-2000)は、戦中、家族愛を見事に昇華させた作品を多く制作しました。そして、戦後すぐに、松本竣介は、36才という若さで亡くなりました。麻生三郎は、その後も、あくまで自身の芸術の根幹にヒューマニズムを据えて、絵画を通して人間存在の意義を問い詰めようとします。1960年代に入ってくると、その問いは、ぎりぎりのところまで行なわれ、画面は濃密な生命力がうごめく有機体でおおい尽くされます。そして、混迷を極めたこの時代に生きる私たちは、人間愛に溢れた松本竣介の絵画や生きる意味を見るものに考えさせる麻生三郎の思索的な絵画から、本来の生きる勇気を再び学び取ることができると思われます。
なお、本展覧会は、神奈川県立近代美術館所蔵の作品で構成され、松本竣介の油彩画やデッサン約30点、麻生三郎の油彩画やデッサン約90点合計約120点の展示となる予定です。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/
展覧会問合せ先
電話:0467-22-5000
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
交通案内
■電車
JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」下車、徒歩約10分。

■車
横浜横須賀自動車道路「朝比奈インターチェンジ」から鎌倉霊園を経由して鶴岡八幡宮前へ約4km

鎌倉館、鎌倉別館には駐車場がございません (身障者用駐車スペースを除く)。公共の交通機関をご利用ください。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
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