タイトル等
矢口 洋 展
-絵のことは、絵をもって語れ-
会場
宇都宮美術館
会期
2004-01-07~2004-03-14
休催日
毎週月曜日および2月12日(木)[ ただし1月12日(月)開館、13日(火)休館 ]
開催時間
午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般600円(480円)/大学生・高校生400円(320円)/中学生・小学生200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
宇都宮美術館/下野新聞社
概要
戦後の宇都宮の美術を支えた矢口洋の回顧展を開催いたします。1916(大正5)年、宇都宮市戸祭(現・星ケ丘)に生まれた矢口洋は、栃木県師範学校卒業後、経済的理由によりいったんは豊郷尋常高等小学校(現・宇都宮市立豊郷中央小学校)の教師となりますが、1941(昭和16)年、東京美術学校(現・東京芸術大学)に入学し美術の勉強を深めます。そして1944(昭和19)年、卒業と同時に帰郷して栃木県師範学校に教官として着任します。

絵画に対する思いが深くなる一方の矢口は、1952(昭和27)年、大きな決断を下し、私費にてフランス留学を果たします。矢口の旺盛な向学心は早速成果を結び、1953(昭和28)年、本県出身者として初めてサロン・ドートンヌに入選を果たしました。そしてその成果が認められ官費留学生として、さらに一年間フランスに滞在し絵画の研さんと美術教育の研究に励みました。

帰国後、矢口は華々しく画壇にデビューします。1955(昭和30)年には日展にて特選候補になり、翌1956(昭和31)年には日展、光風会展においてともに岡田賞を受賞し、画壇でも注目される画家となっていきます。また、同年には、「日仏具象作家協会」を結成し展覧会も立ち上げ、具象絵画と抽象絵画のあいだで論争を巻き起こしていた当時の美術界に一石を投じ、大きな反響を呼びました。

その後も作品の制作はもとより、宇都宮大学教育学部にて美術教育の実践にも精力的に活動し、多くの優秀な人材を育て上げました。一貫して宇都宮を制作の基盤として、戦後の美術界において指導的な役割を果たしました。

この度の展覧会は、矢口洋の作家活動の全貌を紹介するもので、初期から晩年にいたるまでの作品166点を展示します。
ホームページ
http://u-moa.jp
展覧会問合せ先
TEL.028-643-0100
会場住所
〒320-0004
栃木県宇都宮市長岡町1077
交通案内
自動車をご利用の場合
東北自動車道「宇都宮インターチェンジ」から約10km、「鹿沼インターチェンジ」から約14km。
北関東自動車道「上三川インターチェンジ」から約19km。

鉄道・バス等をご利用の場合
JR東北新幹線「JR宇都宮駅」下車、JR宇都宮駅西口5番バス乗場から関東バス「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き終点下車(約25分)
JR宇都宮駅よりタクシーをご利用の場合は約20分。
ホームページ
http://u-moa.jp/
栃木県宇都宮市長岡町1077
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