1980年代に「関西ニュー・ウェイブ」の中でデビューして以来、生命へのエネルギーを感じさせる巨大な作品で注目を集めてきた中西 學。
近年は宇宙・天体の姿から根源的な形態を探究し、激しくも美しい造形作品を制作している。
本展は、日本古来の染色技法のひとつ「墨流し」の水の動きと風の作用を応用した新・近作の平面作品「Vortex(渦流)」シリーズをはじめ、時代によって、テーマも制作方法も異なる作品を展示することにより、一人のアーティストの推移から過去と現在とが交差する風景(時空間)を創出していく作品世界をご堪能下さい。