タイトル等
昭和初期に登場した創作版画の流星
鹿沼・久我ゆかりの木版画家 大貫芳一郎展
会場
鹿沼市立川上澄生美術館
1階展示ホール
会期
2020-05-20~2020-06-28
休催日
月曜日
開催時間
午前9時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
(入場無料)
概要
大貫芳一郎(おおぬきよしいちろう)は、1908(明治41)年、加蘇村(現 鹿沼市)に生まれた作家です。
大貫は、1930(昭和5)年頃に上京し、本郷洋画研究所の岡田三郎助(おかださぶろうすけ)、辻永(つじひさし)に絵画を学びます。その後、次第に頭角を現し、主に白日会展、光風会展、春台美術展、日本版画協会展を作品発表の場として活動していきました。
現在まで残されている作品を概観すると、油絵、日本画、版画と多岐にわたるジャンルを手掛けていることが判るほか、『下野詩人集』に「鬼怒川よいとこ」の詩を寄稿したり、本や雑誌の装幀・挿画の仕事をこなしたりするなど、それらに彼の非凡な才能を垣間見ることが出来ます。こうした大貫の作家活動を支援するため、彼の地元では地域の人々たちが後援会を作り、その活動をバックアップしていたこともわかっています。

大貫作品の多くは風景画で、特に街並みよりも、山や海などの自然の景観を愛していたようです。また、最初に洋画を学んだ影響もあってか、一部の作品は油絵のような強いマチエールを持ち、さらに《二艘の舟》、《岸壁》、《工場のある風景》(いずれも仮題)など、1930年代の木版画としては、大型の版にも意欲的に取り組んでいたことが判ります。
大貫の創作活動が15年程の短期間で、さらに若くして没したため、これまで、一般に紹介される機会はほとんどありませんでした。このたび、ご遺族のご協力の下、大貫の木版画を主体とした展覧会を開催いたします。
鹿沼が生んだ創作版画の流星、大貫芳一郎の作品をどうぞお楽しみください。
ホームページ
https://kawakamisumio-bijutsukan.jp/publics/index/138/
会場住所
〒322-0031
栃木県鹿沼市睦町287-14
交通案内
●JR日光線 鹿沼駅から 徒歩20分
●東武日光線 新鹿沼駅から 徒歩30分
●東北自動車道 鹿沼I.C.から 約6km
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栃木県鹿沼市睦町287-14
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