タイトル等
企画展
DeadEnd-「十間坂」谷口能隆写真展
会場
市立小樽美術館
会期
2020-03-21~2020-05-17
5月31日まで臨時休館になります
休催日
月曜日(5/4を除く)、3/24(火)、4/30(木)、5/7(木)、8(金)、12(火)、13(水)
開催時間
9:30~17:00
(最終入館は16:30まで)
観覧料
一般300(240)円/高校生・市内高齢者150(120)円/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 ※「1階中村善策記念ホール」「3階一原有徳記念ホール」共通
概要
Dead End ―「十間坂」<手宮地区-小樽>
小樽は坂の町であり、その多くの坂道には名前が付けられている。
かつて北海道発展の拠点となった手宮地区に「十間坂」と呼ばれる急勾配の坂道がある。

この坂道は、その名のとおり十間ほどの広い道幅(約18m)を持ち、手宮中心部の商店街の延長上にあり、地元では「荒巻山」と呼ばれる石山の頂上に向かって延びている。

しかしながら、この坂道は、頂上近くで途切れてしまい、ピークとなる岩場はV字型に切り通され、行き止まりとなる。
その先の眼下には小樽の中心街が広がっている。

正にこの不可巴議な光景が、この歴史深い呼宮地区の生活・文化を保ち続けてきた痕跡なのである。

かつてこの十間坂は、明治時代以降、小樽中心街と手宮地区を結ぶ道路計画が幾度となく検討された。しかしながら、そのたびに手宮地区の衰退を危倶する地元商店街や住民の反対により、計画は断念されてきた歴史がある。

結果として、この十間坂のふもとに広がる手宮地区は、小樽の歴史の始まりであり遊郭もあった当時の面影を残し、もち屋や銭湯、庶民的な商店街などが未だひっそりとたたずみ、昔ながらのコミュニティーを保ち続けてきた。

しかしながら、こうした歴史・文化を育んできた手宮地区も、近年、住民の高齢化や世代交代による商店の廃業、持ち主不在の廃屋や建物の倒壊が加速化する一方、道外資本のホテル建設が現れるなど、新たな機運が見受けられる。

自分は、こうした坂の現実や過去からの痕跡を探り、その撮影を通して、十間坂の行く末を見守っていきたい。
谷ロ能隆
イベント情報
以下の事業の開催を中止いたします。

アーティストトークI
日時:令和2年4月26日(日)13:00~14:00
場所:美術館2階企画展示室
講師:谷口能隆氏(フォトグラファー)、菅原慶郎(小樽市総合博物館学芸員)

ミュージアムコンサート
「クラシックギターと朗読」
日時:令和2年4月26日(日)14:00~15:00
場所:美術館2階企画展示室
出演:藤垣秀雄氏(ギター)、斉藤和子氏(朗読)

アーティストトークII
日時:令和2年5月3日(日)14:00~15:00
場所:美術館2階企画展示室
講師:谷口能隆氏(フォトグラファー)、星田七重(市立小樽美術館学芸員)
会場住所
〒047-0031
北海道小樽市色内1-9-5
交通案内
○JR小樽駅から 徒歩でおよそ10分
(国道5号線を札幌方向へ進み、産業会館の交差点を海側方向へ左折。手宮線跡地及び日銀金融資料館の近くです)

○中央バス「本局前」バス停から 徒歩でおよそ5分
ホームページ
https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/bijyutsukan/
北海道小樽市色内1-9-5
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