東京藝術大学によって制作されたスーパークローン文化財 敦煌莫高窟第57窟は、おかげさまで大きな評判をいただいております。この度、東京藝術大学のご厚意により、2020年4月15日まで展示を延長することになりました。展示の内容をシルクロードまで広げ、「世界遺産 敦煌とシルクロード」展を開催します。
スーパークローン文化財について
平山郁夫が仏教美術の宝庫と言われる敦煌莫高窟に初めて訪れたのは1979年でした。文化財保護の必要性を痛感した平山は、遺跡の保護のための陳列センターの設立に尽力し、ライフワークである文化財赤十字活動のきっかけとなりました。
東京藝術大学ではその精神を引き継ぎ、デジタル3D技術と伝統的な日本画の技術を融合したスーパークローン文化財として、敦煌莫高窟第57窟を復元しました。第57窟は「東洋のビーナス」と称される普賢菩薩像が描かれており、特別窟(一般非公開)となっています。