タイトル等
川端康成 文豪が愛した美の世界
会場
周南市美術博物館
会期
2003-11-14~2004-01-12
休催日
月曜日、11/25、年末年始12/29~1/3(11/24、1/12は開館)
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般 1000円(900円)
高・大学生 700円(600円)
中学生以下 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
主催者
周南市美術博物館、財団法人川端康成記念会、KRY山口放送、読売新聞西部本社
概要
日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成(1899~1972年)は、美術にも深い造詣を持ち、鋭い審美眼で多数の美術品を収集しました。
本展は、財団法人川端康成記念会に引き継がれている収集品によって、「美術コレクター」としての川端康成に光を当てる初の展覧会です。
川端は戦後になって本格的に美術品収集を始め、原稿料の多くを注ぎ込みました。後に国宝の指定を受けることとなる池大雅と与謝蕪村の競作「十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)」や浦上玉堂の「凍雲篩雪図(とううんしせつず)」も戦後間もなく入手したものです。川端は、戦後の混乱した世相の中で古いものに新しい力を見出し、美によって己を支えたと記していますが、鋭い感覚を持つ作家を精神的に支えたものの中には、ロダンの「女の手」など机上の小さな美術品もありました。こうした美の体験はやがて『千羽鶴』『山の音』、そして『古都』などの名作の中に美しい結晶となりました。また川端は、シュルレアリスムの洋画家・古賀春江や、日本画家・東山魁夷など多くの画家とも親密な交流を持ち、それがコレクションに特色を与えています。画家との交友は、川端文学の装丁や挿絵などにも結実し、そこには文学と美術の交流の具体的な様子を見ることができます。
本展では、作家の心を支え、その創作にも大きく寄与した優れた美術品、身辺で愛され用いられた文房具、文学作品の装丁、親しかった画家たちの作品、それらを作家自身による珠玉の文章とともに展示し、文豪・川端康成が目指した美と文学の融合の世界をご覧いただきます。
また、川端と当市出身の写真家・林忠彦との交流にも焦点をあて、林が間近に捉えた川端康成の姿とともに、ゆかりの資料をご紹介します。
ホームページ
http://s-bunka.jp/bihaku/
展覧会問合せ先
Tel.0834-22-8880 Fax.0834-22-8886
会場住所
〒745-0006
山口県周南市花畠町10-16
交通案内
○ JR 徳山駅から

徒歩 約20分

バス
徳山駅より 「バイパス経由のバス (【6】番乗り場)」、または「金剛山経由イオンタウン周南行き (【3】番乗り場)」に乗車 → 「動物園文化会館入口」下車 → 徒歩3分

タクシー 約5分

○ 山陽自動車道
徳山東ICから 国道2号線を西進、約10分
徳山西ICから 国道2号線を東進、約20分
ホームページ
http://s-bunka.jp/bihaku/
山口県周南市花畠町10-16
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