タイトル等
2019年度 第4期常設展
〔常設展示室1〕現代アートにおける「時間」
〔常設展示室2〕蒟醤(きんま) 太田儔(ひとし)氏を偲んで
会場
高松市美術館
1階常設展示室
会期
2020-01-05~2020-03-29
※ただし、常設展示室1は1月5日~3月11日まで
休催日
月曜日
(但し、1月13日・2月24日開館、1月14日・2月25日休館)
※3月12日(土曜日)・13日(日曜日)は展示替えのため常設展のみ休室
開催時間
午前9時30分~午後5時
(但し、特別展期間(2月8日~3月22日、日曜は除く)は、午後7時まで)
観覧料
【一般】 200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※高松市キャンパスメンバー制度に加盟する大学の学生は、学生証提示で観覧料免除
主催者
高松市美術館
概要
【常設展示1】 現代アートにおける「時間」
私たちは日々、時計やカレンダーなどを用いて、常に時間を意識しながら生活しています。時間は万物の根源ともいえるでしょう。しかし、時間そのものは実体がなく、人間の五感では決して捉えることはできません。視覚芸術である美術においては古くから、この不可視の世界を目に見えるかたちに表わそうと試みられてきました。
本展では、目に見えない「時間」をテーマに、現代アート作品(8作家12点)を紹介します。

鯉江良二《土に還る》は、シャモット(焼紛)で人間が土に還る様を表現し、万物流転を示しています。下道基行《津波石》(平成30年度新収蔵作品)は、かつての津波により海底より打ち上げられた岩を定点観測したモノクロ映像であり、地球史的な悠久の時間を想像させてくれます。南条嘉毅《信濃川》や山口晃《中西夏之氏公開制作之圖》は、「余白」や「異時同図法」といった日本画の手法を用いて時間の変遷を表現しています。
時間に対して示唆を与えてくれる多様な表現をお楽しみください。

【常設展示室2】蒟醤(きんま) 太田儔(ひとし)氏を偲んで
漆芸家、太田儔(おおた ひとし)氏は、昭和6(1931)年に岡山に生まれ、昭和28(1953)年より、後に人間国宝となる磯井如真の師事を受け、漆芸の道へと進みました。
太田の偉業として先ず挙げられるのは、明治末期に姿を消した「籃胎蒟醤」を現代に蘇らせたことでしょう。「籃胎蒟醤」とは、竹を編んだ素地に漆を塗り重ね、その漆面に彫刻刀で文様を彫り、その彫り口に色漆を埋めて研ぎだす伝統技法です。大変手間や時間を要するために途絶えてしまった技法を、太田は独自に研究し、「二重編み籃胎」や「布目彫蒟醬」などの技法を確立、平成6(1994)年重要無形文化財「蒟醤」保持者に認定されました。
伝統を受け継ぐとともに新たな領域を開拓した太田は、ニューヨークやロンドンでの展示会に出品し讃岐漆芸の海外発信にも力を入れるとともに、香川大学教授や香川県漆芸研究所の主任講師を務め後進の育成にも尽力されました。

本展では、昨年11月に惜しまれながら逝去した太田を偲び、当館が所蔵する作品全19点を展示し、作家活動を振り返ります。
あわせて、太田と縁のある漆芸家や、太田も属していた伝統工芸の普及と発展に尽力する「日本工芸会」で活躍している漆芸家による作品12点もご紹介します。
イベント情報
ギャラリートーク
開催日時:2020年1月25日(土曜日)午後2時~
会場:1階常設展示室
入場料:無料(ただし観覧券は必要です)
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/event/exhibitions/exhibitions_2019/permanents_2019/da_2019_04.html
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索