新潟で初開催となる第32回国民文化祭および第19回全国障害者芸術文化祭における「新潟・阿賀エリア事業」として、伊藤家にのこる婚礼献立の一部復元が試みられ、10月16日に行われる【日本料理の饗宴 ~よみがえる豪農伊藤家の婚礼料理~】として参加者に発表されます。
この事業に関連した秋の所蔵品展として、集古館では、伊藤家が招待客用に所蔵してきた膳椀類などの調度品を展示、また中の間では、旧高柳町(現柏崎市)の庄屋村山家から嫁いだ六代夫人真砂について紹介しています。
伊藤邸の主屋に掲げられた長さ5メートルにも及ぶ婚礼料理献立表と合わせ、明治25年の豪農伊藤家の婚礼の華やかさとともにその重みにも想いを馳せていただければと思います。