タイトル等
野田凉美展
会場
GALLERY3・4 MARONIE
会期
2019-07-23~2019-07-28
開催時間
12:00~19:00
lastday-18:00
概要
商品価値を持つ言葉・健康
健康不安にさせるような広告や番組がマスメディアからとめどなく発信される。私はいつまでも若々しく健康でいなければならないのだろうか。健康でいることは道徳 ?

ナチス時代には、発がん性物質や労働環境についての研究や全粒粉パンなどの自然な食事と禁煙が推奨されたがそれは人が健やかに暮らすための目的ではなく「身体は国家のもの、健康は義務」だとし、生産性の高い人員や強い兵士を求めていたからに過ぎない。 また当時ジャカード織機のシステムはホレリスカードとして特定の人種を識別するために使われたという。

随分前のことになるが、お酒も煙草も好きなH氏が酔ってウトウトしていた時に、連れ合いのSさんが「あんた風邪引くで~」と毛布をかけると「オレの体や!風邪くらい好きに引かしてくれ」と叫んでいたのを思い出す。

私の身体は私のもの。

彼方への旅
人は、彼方かなたが何方どちらかわからないままに移動(旅)してきた。
現代では、より高い教育や職業を求め自ら移民となるだけでなく気候変動が招く洪水や砂漠化により環境難民となるなど人々が移動せざるを得ない状況が世界中で起こっている。このような不安な気持ちは、人の心を硬化させていく。

多くの穴をつくる
織物は経糸と緯糸が交差し、穴を構成している。編物は一本の糸で輪奈をつくり広がっていく。 これらの布は、無数の穴で成り立っているため、風に揺れ、香りを運ぶことができる。
人も、風が通る隙間を持てば多くの情報を得ることができ、気持ちが柔軟になり思考が広がる。
私は、常に心と身体で空気の流れを感じとり、大切なことを見失わないようにしていたいので、自分の安の舵取りは、自分でする。
ホームページ
http://www.gallery-maronie.com/next-gallery3/6037/
会場住所
〒604-8027
京都府京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町
ホームページ
http://www.gallery-maronie.com
京都府京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町
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