太陽光の45万分の1という満月の光で写真制作を続ける写真家・石川賢治。1984年の夏、カウアイ島の月光の中で、地上の宇宙実感を感じて始まった氏の月光写真制作は20年という歳月を刻みました。「海の底から山の上まで」という氏の制作意図のもと、世界各地で撮影された月下の自然の風景や花。その神秘的な深いブルーに彩られた作品群は多くの人々に驚きと感動を与え続けています。本展では、氏の代表作を網羅すると共に2000年から約3年間にわたり取り組んだ初公開の「京都」の作品群を合わせ、計170余点の作品を一同に展観するものです。