タイトル等
海に生く 柳橋 純 展
会場
常陽藝文センター
藝文ギャラリー
会期
2019-04-02~2019-06-02
前期:2019年4月2日(火)~5月5日(日)
後期:2019年5月8日(水)~6月2日(日)
休催日
(毎週月曜日休館)
観覧料
(入場無料)
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第259回として、「海に生く柳橋純展」を開催いたします。
洋画家・柳橋純さんは東京都に生まれたのち、父の仕事で新潟県に移り、日本海にごく近い地域で育ちました。生まれつき耳が聞こえないという孤独の中、学校からの帰路、佐渡島が浮かぶ海に沈む夕日を眺めるのが慰めだったといいます。この頃から絵を描くのが得意で、父の死後転居した愛知の学校で先生に油絵具をもらったのをきっかけに画家になりたいと思うようになりました。
東京教育大学(現・筑波大学)特設美術科で故・*安藤信哉や故・*寺内万治郎らの指導を受けた柳橋さんは、武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)に進学、抽象的な作品でモダンアート協会展に入選しました。水戸市に移り、デザイン会社などの仕事を経て水戸聾学校で美術科教師を務めている間は静物画を描き、写実表現と構成の面白さを追求します
平成9年の定年退職後、柳橋さんは積極的な制作と発表活動を始めます。特に子供のころに親しんだ海を題材に、イセエビやカニ、オコゼなど特徴的な形の生き物を描いたシリーズは、光風会展や全国のコンクール等で受賞を重ね、高い評価を得ました。遙か彼方に広がる夕暮れの空を背景に大胆な構図で描かれた海の生き物たちは、生命の力強さを時にユーモラスに誇示しています
東日本大震災以降は、月と山を幻想的に描いた風景画を中心に描くようになりました。明快な色の空に、そそり立つ山の単純化されたシルエットが浮かび、画家の理想とする美しくも孤独な世界が描かれています。
今展では柳橋さんの優品14点を二期に分けて展示します。

*安藤信哉(明治30年~昭和58年)…千葉県に生まれ幼少時に水街道町(現・常総市)に移る。日展、創元会で活躍したほか、東京教育大学で聴覚障害者の美術教育に尽力した。
*寺内万治郎(明治23年~昭和39年) …大阪府に生まれる。日展、光風会を中心に活躍したほか東京教育大学などで講師を務める。日本芸術院会員。
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/tenji/index.html
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
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