タイトル等
CAMK コレクション展
―小さな物語―
会場
熊本市現代美術館
井手宣通記念ギャラリー
会期
2019-02-14~2019-04-21
休催日
〔火曜休館〕
観覧料
入場無料
主催者
熊本市現代美術館(熊本市・公益財団法人熊本市美術文化振興財団)
概要
「小さな物語」をテーマに、初春のコレクション展示を開催します。今回の出展作品は、川内倫子の《川が私を受け入れてくれた》(2016)と山本太郎の《熊本ものがたりの屏風 子供の思い出銀揉紙屏風》(2017)の二点。いずれも近年の新収蔵作品であり、本展が収蔵後初めての公開の機会となります。
前者は、当館で開催した同名の川内の個展の際にコミッションワークとして制作された写真シリーズで、熊本の思い出の場所を一般募集し、寄せられたエピソードに共感しながら作家が現地を訪れ撮影したもの。撮影地のほとんどはなんでもない場所ですが、そこは誰かにとっての忘れがたい記憶が秘められた特別な場所でもあります。ときにはこれらの作品が、観る者の記憶をよみがえらせることもあるかもしれません。
また後者は、江戸時代に流行した「誰が袖図屏風」の形式を借りて、山本が熊本の人々の思い出の品々を描いた作品。市民から寄せられたモチーフと思い出を題材にしており、屏風自体は熊本地震後に店をたたむこととなった地元の表具材料店から提供されたものです。ここに描かれた品々とそれにまつわる物語は、熊本に生きる市井の人々の各人各様の暮らしや思いを次の時代にも伝えていくことでしょう。
4 月には熊本地震から 3 年の節目を迎えます。地震は熊本に大きな傷跡を残しましたが、同時に我々がありふれた日々のかけがえのなさを実感する機会ともなりました。熊本を舞台にした小さな物語の数々をもとに生まれてきた本展の両作品は、いま改めて日常の輝きに目を向けさせてくれます。
会場住所
〒860-0845
熊本県熊本市中央区上通町2-3
交通案内
・美術館入口(びぷれす熊日会館3階)までは、通町筋電停又はバス停から徒歩1分です。電車通り側歩道から、エスカレーター又はエレベーターをご利用ください。
・「びぷれす熊日会館」の駐車場(有料)は、数に限りがあります。できるだけ公共交通機関をご利用ください。

JR九州をご利用の場合
・熊本駅から 市電またはバスで15分、通町筋下車
・新水前寺駅から 市電またはバスで10分、通町筋下車

航空機をご利用の場合
・阿蘇くまもと空港から 空港バスで40分、通町筋下車

高速バスをご利用の場合
・高速自動車道熊本インターから 車又は高速バスで30分、通町筋下車
ホームページ
https://www.camk.jp/
熊本県熊本市中央区上通町2-3
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