フランク・エドワード・シャーマンは1945年、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の印刷・出版担当官として来日し、12年間に渡る滞在期間中に藤田嗣治をはじめ多くの文化人と親交を深め、作品をコレクションしました。
1991年にシャーマンが死去した後、このコレクションは親しかった横浜在住の実業家河村泳静氏に引き継がれ、その後リアリズム絵画の第一人者である野田弘志氏と河村氏交流があり、「絵画教室で学ぶ子供や若い人達、そして、市民の方々に、質の高い芸術作品に触れてほしい」と申し出があり、この貴重なコレクションは2007年から伊達市教育委員会へ寄託されることとなりました。
この展覧会を通して、広くシャーマンの功績を知っていただき、またこの機会に多くのすばらしい作品をご高覧ください。