「岡山の山」をモチーフにボリューム感と
マチエールを伴った独特のタッチの絵画を制作し、
県内外で個展、グループ展で作品を発表。
'11年「津山しんわ美術展グランプリ」、
'13年「第6回I氏賞奨励賞」受賞と精力的な活動で
今日注目される若手の一人です。
近年は、山のシリーズ絵画から白い布に白い刺繡糸で
蜂を無数に描いたインスタレーション作品や、
イメージを託した白いものを粛々と箱の中に収めていく
ボックスアートへと表現が変容していますが、
再び山のシリーズへ
清廉さと厳格さと揺るがない強さで
常に新しい表現の境地を模索する、
光延由香利の意欲的な展覧会です。