東京国立近代美術館工芸館は、2020年を目標に石川県へ移転いたします。それに先がけ、2016年より、石川県立美術館を始め石川県内にて工芸館のコレクションをご紹介しています。これまで工芸館では、明治以降から近・現代の作家による作品を、約3,800点以上収集してきました。本年度はその中から、「ガラス」、「染織」、「人形」、「金工」分野の作品、約50点をご紹介いたします。
作品を鑑賞する際、まず捉えられる造形要素として、「色」や「形」があげられます。工芸において、それらの要素は、素材や技法などの特性と結び付き、表現されています。本展では、作品の”いろどり”や”すがた”を通して、作家の探求から生まれる多彩な表現をお楽しみください。