タイトル等
開館30周年記念
岸田劉生展
―実在の神秘、その謎を追う―
会場
ふくやま美術館
会期
2018-09-15~2018-11-04
休催日
月曜日※9/17(月・祝)、24(月・休)、10/8(月・祝)は開館、9/18(火)、25(火)、10/9(火)は休館
開催時間
9:30~17:00
※10/5(金)、6(土)、26(金)、27(土)は19:00まで開館
観覧料
一般 1,000円(800円) 高校生以下無料
※( )内は前売りまたは20名以上の団体料金
※前売り券は、ふくやま美術館ミュージアムショップ、JR福山駅観光案内所、ローソンチケット[Lコード:61627]などで8月16日(木)から9月14日(金)まで販売。
※前売り販売所は、ふくやま美術館ホームページまたはふくやま美術館にお問い合わせください。
主催者
(公財)ふくやま芸術文化振興財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社、山陽新聞社
概要
岸田劉生(1891-1929)は、日本近代美術史上、最も個性的な画家のひとりです。38年という短い生涯の中で、日本の近代美術にとって根本的な課題であった、西洋の新しい表現と日本の伝統美術との相克に果敢に立ち向かいました。
劉生は、1891(明治24)年、明治の傑物である岸田吟香の子として文明開化が進む銀座に生まれます。17歳で画家になることを決意し、白馬会葵橋洋画研究所へ入門、その2年後には文展に入選するなど、早くからその才能の片鱗を見せました。はじめ外光派風の作品を制作していた劉生ですが、1911(明治44)年、海外の最新の芸術を紹介していた雑誌『白樺』と出会い、その作風は一変します。ゴッホやセザンヌなどの西洋近代絵画の影響を強く受けた作品を制作しました。しかしながら、数年後には「近代的な道」から離れ、デュラーやファン・エイクの影響を通り抜け、対象の実在感を細密に描写し、「内なる美」を描き出そうとする独自の写実表現を追求します。さらに、1919(大正8)年の奈良と京都への旅行をきっかけとして東洋美術に開眼し、中国の宋元画や近世初期風俗画などを収集しながら、自身の作品にも「写実以上」の「深い美」や「卑近美」という独特な表現を、日本画や油彩画で求めるようになりました。
本展では、ポスト印象派の影響を受けた《B.L.の肖像(バーナード・リーチ像)》、「実在の神秘」を表現した《壺の上に林檎が載って在る》、東洋美術のミステリアスな表現を追求した《二人麗子図(童女飾髪図)》など、各時代の代表作を含む94点を6章に分け、この大正期の異才の全貌を探ります。
イベント情報
開館30周年記念 日本近代美術講座
時間:14:00~15:30
定員:50名(当日先着順) ※聴講無料
会場:ふくやま美術館2階 講義室
●第1回「日本近代美術と福山」
日時:9月22日(土)
講師:大前勝信(当館学芸課次長)
●第2回「日本近代美術における西洋美術受容‐岸田劉生を中心に‐」
日時:10月13日(土)
講師:鈴木一生(本展担当者、当館学芸員)
●第3回「岸田劉生が求めた麗子像の理想」
日時:10月20日(土)
講師:谷藤史彦(本展企画者、当館相談員)

ワークショップ 短期講座A
「じぶん流静物画を描いて壁に飾りましょう」
鉛筆、アクリル絵具、水彩絵具、パステルなどの画材を使って、自らの個性や感性をとおして、様々な表現で描くことで、劉生の多彩な静物画表現を探求していきます。
日時:10月6日(土)10:00~17:00
講師:高地秀明(広島大学名誉教授、画家)
会場:ふくやま美術館2階 デッサン室
受講料:2,500円
対象:高校生以上(制作経験は問わない)
定員:22名 ※応募者多数の場合は抽選
応募方法:ハガキまたは市HP電子申請コーナーに「講座名」「郵便番号」「住所」「名前」「電話番号」を明記のうえ下記宛先まで。
宛先:〒720-0067 福山市西町二丁目4番3号
ふくやま美術館「短期実技講座A」係
応募締切:9月23日(日)必着

ギャラリートーク
日時:9月29日(土)、10月7日(日)各日14:00~15:00
会場:ふくやま美術館1階 企画展示室
講師:当館担当学芸員 ※特別展観覧券が必要

イヴニング・ギャラリートーク
日時:10月5日(金)、10月27日(土)各日17:30~18:30
会場:ふくやま美術館1階 企画展示室
講師:当館担当学芸員 ※特別展観覧券が必要

タイアップ映画上映(協力:フューレック)
「細雪」(1983年)
劉生と同時代を生きた谷崎潤一郎の同名小説を市川崑が映画化した名作。吉永小百合、岸恵子などが出演した話題作をもう一度。
日時:10月6日(土)、7日(日)各日10:00~
会場:福山駅前シネマモード(問い合わせ先:084-923-6800)
会期中にこの映画の半券をお持ちいただくと割引料金(1,000円→800円)で入場できます。
岸田劉生展の半券で、映画を割引料金(1,000円)で鑑賞できます。
展示替え情報
※会期中一部展示替えを行います。
ホームページ
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/126142.html
会場住所
〒720-0067
広島県福山市西町2-4-3
交通案内
●JR福山駅北口から西へ約400m
●山陽自動車道「福山東I.C」から車で西へ約20分
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/
広島県福山市西町2-4-3
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