タイトル等
北野恒富展
艶麗な美人画の世界
会場
滋賀県立近代美術館
会期
2003-05-31~2003-07-06
休催日
月曜日
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般 900(700)円
高大生 650(500)円
小中生 450(350)円
※( )内は前売・20名以上の団体料金
主催者
滋賀県立近代美術館、京都新聞社
概要
日本美術院同人で艶麗な美人画で知られる北野恒富は、明治13年(1880)金沢に生まれました。「画家ハ都会ニアラネバ面白カラズ」と勧められ、18歳で大阪に出て稲野年恒に師事。華やかな美人画ポスターで認められるとともに、明治43年には第4回文展に初入選します。一方、大阪滞在中の横山大観に私淑し、再興となった院展でも大正3年(1914)の第1回展から活躍します。また地元大阪画壇の振興にも尽力し、野田九浦・菅楯彦らと大正美術会や大阪美術展覧会を設立。画塾白耀会では島成園・木谷千種・樋口富麻呂・中村真以など有力な後進を育成しました。
北野恒富の作品は、浪花情緒に溢れた美人画に代表されるといえます。しかし、それらは独特の粘りある感性と強い造形性で貫かれ、浪花情緒を越えた創作上の実験も試みられています。また、明治末・大正初期にはアール・ヌーヴォーなどの影響を受けて、「画壇の悪魔派」とされる退廃美を誇り、大正中期には古典学習も踏まえた内面性の表現を進化させました。さらに昭和初期になると、大阪の商家などを題材に、品格ある古典美をきわだたせ、谷崎潤一郎らとも親交を結んでその小説挿絵を多く手掛けました。
恒富は昭和22年に68歳で没しましたが、没後50年以上が過ぎた今日まで、大規模な回顧展は開かれていません。今回の展覧会では主要な展覧会の出品作を中心に、ポスター・素描・挿絵を含む約110点の作品で、その個性的な造形の世界を展望します。
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
展覧会問合せ先
代表077-543-2111
会場住所
〒520-2122
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
交通案内
●公共交通機関をご利用の場合

JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行きにて「文化ゾーン前」下車、徒歩約5分。
(バスは瀬田駅前1番乗り場から「帝産湖南交通バス」が、2番乗り場から「近江バス」が発着しています)

瀬田駅はJR京都駅から普通列車で約17分、JR大阪駅から快速列車で約46分。
新快速列車は停まりませんのでご注意下さい。

●タクシー利用の場合

「瀬田駅」から約15分(美術館の入り口まで乗り入れできます)。
(帰路のタクシーは、エントランス受付裏の公衆電話から依頼すれば、美術館の通用門前まで乗り入れてもらうことができます)
なおタクシーは文化ゾーン北ゲートからは入れません。
美術館入口まで入る場合は約1キロ先の東ゲートまでう回しますので、ご注意下さい。

●自家用車をご利用の場合

名神・新名神高速道路経由の場合:草津田上インターから約5分
文化ゾーン駐車場3か所 (約320台収容可能、無料)
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
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