今から150年前、アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが浦賀に来航してから15年後の西暦1868年に、日本は明治という新しい時代を迎えました。
「幕末」と呼ばれるこの時期、江戸幕府のみならず、多くの藩が大いに動揺し、変革を迫られました。尊王攘夷(そんのうじょうい)から八月十八日の政変、禁門の変(きんもんのへん)、長州征討(ちょうしゅうせいとう)、そして大政奉還(たいせいほうかん)から戊辰(ぼしん)戦争へと続いた激動の時代に、現在の岡山県域にあった藩はそれぞれどのような立場で、どのような動きをしたのかを、この度の展示でご紹介します。
今回、岡山藩士に宛てて書かれた西郷隆盛の手紙が、県内初公開となりますので、この機会にぜひご覧ください。