今から約100年前、電気・ガス・水道といったライフラインはすべての家庭で使えるものではありませんでした。そのため当時の人々は、掃除や洗濯といったくらしに必要なことを手作業で行っていました。
戦後、1955年~73年にかけて、高度経済成長期をむかえ、世の中が豊かになってくると、人々のくらしは大きく変わりました。各家庭にライフラインや電化製品が行きわたり、家事はこれまでよりも手間や時間のかからないものへ変わっていきます。
本展は、このような人々のくらしと家庭の変化について、かつて川崎市内で使われていた生活用具の展示、茶の間や囲炉裏の再現模型、体験コーナーを通してご紹介します。日々のくらしと生活道具、そのうつりかわりをご家族でふりかえってみてはいかがでしょうか。