物語、歴史、人物……美術はあらゆるものを表現してきましたが、「人々のくらし」を表すことも芸術家たちの重要なテーマのひとつです。食事や仕事など人間生活における日常的な情景から、賑やかな祭日のようす、そして人間社会で巻き起こる事件や災害といった様々な出来事を、芸術家たちは独自の視点から捉え、表現しました。
本展では呉市立美術館の所蔵作品の中から「くらしを見つめる美術」をテーマに、油彩画や日本画、版画、写真などの作品を約40点展示します。あらゆる人間活動の中に宿るささいな美を見つめた芸術家たちの作品をお楽しみ<ださい。