雑誌の表紙やグラビアなどで女性ポートレートを数多く手がけた写真家・秋山庄太郎(1920-2003)。1960年代半ば頃から「花」をライフワークとし、晩年まで花写真の第一人者として活躍しました。
秋山は、自身の撮影のノウハウについて積極的に語ることは多くありませんでしたが、ときには写真集や随筆・対談、講演会・撮影会などで、花写真の心得や技法を語ることもありました。本展は、それらをもとに秋山庄太郎流「花」撮影のポイントを15か条にまとめ、秋山自身の言葉と作品を通じて、わかりやすくご紹介します。
デジタルカメラやスマートフォンによって写真がより身近になりつつある今日にも通じる、花撮影のヒントが見つかるかもしれません。