タイトル等
クリスチャン・ボルタンスキー
- Lifetime
会場
国立国際美術館
会期
2019-02-09~2019-05-06
休催日
月曜日(ただし、2月11日(月・祝)、4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館)、2月12日(火)
開催時間
午前10時~午後5時
※金曜・土曜は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般:900円(600円) 大学生:500円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下・18歳未満無料(要証明)
*心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
*本料金で、同時開催の「コレクション3」もご覧いただけます。
*夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の午後5時~午後8時)一般700円、大学生400円
2月24日(日)は天皇陛下御在位30年を記念して入場無料です。
主催者
国立国際美術館、朝日新聞社
協賛・協力等
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:ダイキン工業現代美術振興財団
概要
クリスチャン・ボルタンスキー(1944年-)は、現代のフランスを代表するアーティストのひとりです。1960年代後半より短編フィルムを発表し始めたボルタンスキーは、1970年代に入り、写真を積極的に用いるようになりました。人が歩んできた歴史や文化人類学への関心を土台とし、写真やドキュメントとビスケット缶などの日用品を組み合わせることで、自己あるいは他者の記憶に関連する作品を多数制作し、注目を集めます。1980年代に入り、明かりを用いたインスタレーションを手掛けるようになったボルタンスキーは、子どもの肖像写真と電球を祭壇のように組み合わせて展示した「モニュメント」シリーズ(1985年-)で宗教的なテーマに取り組みます。それを発展させた《シャス高校の祭壇》(1987年)は、1931年にウィーンの高校に在籍したユダヤ人の学生たちの顔写真を祭壇状に並べ、その写真を電球で照らすというものでした。肖像写真を集めて展示する手法は、大量の死者の存在、具体的にはナチス・ドイツによるユダヤ人の大虐殺とその犠牲者のイメージを想起させるものとして解釈され、大きな議論を呼びました。第二次世界大戦期のユダヤ人の大虐殺は、ユダヤ系の父を持つボルタンスキー自身の問題とも結びつきます。パリのグラン・パレの広大なスペースを生かし、大量の衣服を集積させた《ペルソンヌ》(2010年)など、その後もさまざまな手法によって、歴史や記憶、そして死や不在をテーマとした作品を発表します。
1970年代からドクメンタ(ドイツ・カッセル)やヴェネチア・ビエンナーレなどの現代美術国際展に招待され、活躍の場を世界各地に広げたボルタンスキーは、日本でも、越後妻有アートトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭などで積極的に展示活動を行い、2016年には東京都庭園美術館で個展が開催されました。
国立国際美術館、国立新美術館、そして長崎県美術館の3館が共同で企画する本展は、ボルタンスキーの初期作品から最新作までを紹介する、国内初めての大規模な回顧展です。1970年代から近年までのボルタンスキーの様々な試みを振り返ると同時に、ボルタンスキー自身が「展覧会を一つの作品として見せる」と語るように、作家自身が会場に合わせたインスタレーションを手掛けるという構想のもとに企画されました。半世紀を超える作家活動を経て、いまなお、積極的に創造を続けるボルタンスキーの広大なる芸術世界を紹介いたします。
イベント情報
[クリスチャン・ボルタンスキー アーティスト・トーク]
2月9日(土) 午後2時~
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、逐次通訳付、先着130名、当日午前10時から整理券を配布します

[講演会]
4月6日(土) 午後2時~
講師:湯沢英彦(明治学院大学文学部フランス文学科教授)
会場:国立国際美術館 地下1階 講堂
参加無料、先着130名、当日午前10時から整理券を配布します

[ギャラリー・トーク]
2月22日(金)午後6時~〈プレミアムフライデー企画〉
3月16日(土)午後2時~
4月26日(金)午後6時~ 〈プレミアムフライデー企画〉
会場:国立国際美術館 地下3階 展示室
参加無料(要観覧券)、開始30分前から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出します(先着90名)
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/post_189.html
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
交通案内
電車をご利用の場合

■京阪
中之島線 渡辺橋駅(2番出口)より 南西へ徒歩約5分
淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え 西へ徒歩約15分

■地下鉄
四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より 西へ徒歩約10分
御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より 土佐堀川を越え西へ徒歩約15分

■JR
大阪環状線 福島駅 / 東西線 新福島駅(2番出口)より 南へ徒歩約10分
大阪駅より 南西へ徒歩約20分

■阪神
福島駅より 南へ徒歩約10分

■阪急
梅田駅より 南西へ徒歩約20分

バスをご利用の場合

■中之島ループバス「ふらら」
淀屋橋駅(4番出口) 西へ100メートル 「淀屋橋」(土佐堀通/住友ビル一号館前)より 「市立科学館・国立国際美術館前」下車すぐ

■市バス
JR大阪駅前より53号・75号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約3分

※美術館には専用駐車場はありません。
ご来館は、電車・バス等をご利用ください。
心身に障害のある方で車でのご来館を希望される場合は、美術館北側の有料駐車場をご利用いただきますようお願いします。
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索