タイトル等
水・大気・絵画の表情
野沢次郎展
会場
常陽藝文センター
藝文ギャラリー
会期
2018-01-31~2018-03-30
前期 平成30年1月31日(水)~2月25日(日)
後期 平成30年2月28日(水)~3月30日(金)
休催日
毎週月曜日は休館
開催時間
AM10:00~PM5:45
観覧料
入場無料
主催者
公益財団法人常陽藝文センター
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第252回として、「水・大気・絵画の表情 野沢次郎展」と開催いたします。
常陸大宮市在住の洋画家・野沢次郎さんは移り変わる自然を思わせる抽象的な平面作品で、個展や各地の美術展で広く注目されてきました。高校生の頃から画家を志し、恩師の「過去の美術に習うだけではなく、常に新しい世界を切り開こうとする意思が必要だ」という教えを胸に、大学で絵画の基礎を学ぶ一方で、当時日本に頻繁に紹介されていた抽象表現主義*などの影響を受けながら模索を重ねました。
野沢さんはほとんどプランを決めずに白いキャンバスに向かいます。筆は使わずローラーやスキージ(幅広のヘラ )を使って画面に絵具を置き、乾きが遅い油絵具の特性を生かして、伸ばしたり削ったりしながら絵具の層を重ねていきます。さまざまな色の絵具が混ざり重なった微妙な色、身体を使ってスキージを動かてできる予期せぬ線やマチエールが現れては消え、画面の様相は刻々と変化していきます。制作過程で無意識に整えられてくる調和をあえて崩し、絵と対話しながら自分では予想もしなかったような画面を目指して試行錯誤を繰り返すといいます。
めまぐるしい変遷を経て完成した作品は、油絵具特有の艶やかさを帯びた透明感に包まれ、勢いのあるスキージの跡が息づいています。その痕跡は、変化しながらも本質は変わらない風や雨や水面などの自然を思わせ、明確な形は持たないけれども確かにそこにある密やかな世界に観る人を誘い込むのです。
今展では野沢次郎さんの近作を中心に14点を二期に分けて展示いたします。
*抽象表現主義…1940年代後半アメリカを中心に起きた美術の動向。中心的な視点をもたず巨大なキャンバスに均一に描かれるのが主な特徴
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索