清里フォトアートミュージアム(K★MoPA)は、東京都写真美術館において2度目となる「原点を、永遠に。-2018-」展を開催します。
■19-20世紀の“ヤング・ポートフォリオ”
本展はK★MoPAの全収蔵作品の中から、写真家が35歳までに撮影した作品を展示いたします。19世紀以降の海外の著名な写真家35人、第二次世界大戦以後の日本を代表する31人、当館が世界の35歳以下を対象におこなう公募=ヤング・ポートフォリオから厳選した29人、計95人(各1~5点出品)409点の写真を公開いたします。
なお会期中に展示替えをおこない、同一作品を異なる順序でご覧いただきます。
前期〈歴史篇〉:3月24日~4月15日
1886~2016年の作品を撮影年代順に展示。 青年が時代を切り拓いてきた軌跡をたどります。
後期〈作家篇〉:4月17日~5月13日
作家名をほぼアルファベット順に展示。 一人ひとりの個性と写真の多様性に触れていただきます。
■芸術における青年期の意義を問う
芸術家は、青年期に強い意志と情熱をもって試行錯誤を重ねることにより、才能・資質が高められ、作品のクオリティが磨かれます。研鑽を積んだ作家の多くは、おのずと30代には自己のスタイルを確立し、代表作となる作品を生みだしています。青年の原点とも言うべき作品が、表現の領域を開拓し、歴史を築いてきました。そこには永遠の輝きがありますK★MoPAは本展において、芸術における青年期の意義を問いたいと思います。
(なお本展は2018年6月国立台湾美術館にて巡回展をおこないます。また両館の相互交流を深めるため、国立台湾美術館の収蔵作品展を7月よりK★MoPAにて開催する予定です。)