自分の母校ではないはずなのに、どこか懐かしい学校の風景。体操着を着た子供たちが、まるで自分の子供時代を見ているように画面内で動き回る「学校シリーズ」。山が身近にある暮らしを題材にした「山シリーズ」。四賀小学校(以降、四賀小)出身の画家・橋口優さん(1984-)は、そんな二つのシリーズを中心に油絵の制作をしています。最近では、油絵の制作だけでなく、山雑誌へのイラストの提供や、羊毛フェルトを使った立体作品など、制作の幅を多岐に広げています。
四賀小は自然に囲まれ、生徒たちは毎日そこで山や自然を感じながら学校生活を送っています。今回、四賀小の皆さんは、橋口さんと一緒にワークショップをおこない、「登りたい山を作って、行ってみる」というテーマで、立体作品を制作しました。
四賀小での学校生活が現在の制作に大きく影響しているという橋口さんと、その学校で、現在進行形で学校生活を送る四賀小6学年の皆さん。学校に育まれた感性がどのように輝くのか、その「コラボレーション」を是非ご覧下さい。