病気やけがで治療を受けるこども達は、大きなストレスを抱え、生活しています。特に入院患児には様々な制約が伴い、自由な遊びや学びも限られています。限られた入院生活の中でも、こども達が多くを学び、体験する場を作りたい、心から笑顔になってほしい、そんな思いからスタートしたのが「ブリリアント・スマイル・プロジェクト」です。
「ブリリアント・スマイル・プロジェクト」とは、静岡県立こども病院、静岡文化芸術大学、駿府博物館の三者連携事業として始まり、星野紀子氏(絵本の店キルヤ・店主)、熊谷隼人氏(美術制作・広報デザイン)のご協力を経て、それぞれの持てる力でホスピタルアートを展開する事業です。
本展、「へんてこテコテコ展―こどもと学生とホスピタルアート―」では、静岡県立こども病院のこども達を対象に、10月、11月に静岡文化芸術大学の学生メンバーを中心に行ったワークショップの成果物を、自然をモチーフとした背景美術の中に展示します。興味関心の幅を広く持ち、あらゆる方法で表現されたこども達の個性あふれる作品群をご覧ください。今にも動き出しそうな"いきもの"たちが、一つの世界を創り出す展覧会です。