タイトル等
態度が形になるとき
-安齊重男による日本の70年代美術-
会場
国立国際美術館
地下2階展示室
会期
2017-10-28~2017-12-24
休催日
月曜日
開催時間
午前10時~午後5時
※金曜・土曜は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般430円(220円)大学生130円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下・18歳未満、65歳以上無料
※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)
*夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の午後5時-午後8時)一般250円、大学生70円
*無料観覧日 11月3日(金・祝)、4日(土)、18日(土)、19日(日)、12月2日(土)
主催者
国立国際美術館
協賛・協力等
協賛:ダイキン工業現代美術振興財団
概要
1970年1月、安齊重男は同世代の作家たちが生み出す一過性の作品を35ミリカメラで本格的に記録を取り始めた。画廊に様々な材料を持ち込み、それらの材料をある状態に設置して作品化する一過性の表現は、展示が終了すると当然の如く消えて無に帰した。安齊は、後に「もの派」と呼ばれた作家たちの作品ばかりでなく、自らの嗅覚を信じて、そのような消えて無くなるタイプの作品を中心に撮影を始めたのである。
安齊が撮影を本格化したのは、1970年5月から東京都美術館で開催された「第10回日本国際美術展」いわゆる「東京ビエンナーレ'70」の準備に参画し、参加アーティストたちの助手のような役割を担いながら、記録写真を撮り始めた頃からである。
東京ビエンナーレを構成するに際し、コミッショナーを務めた美術評論家中原佑介が参照したと思われる展覧会に、ハラルド・ゼーマンの企画によってスイス・ベルンで1969年に開催された「態度が形になるとき作品-概念-過程-状況-情報」がある。新たな美術動向を積極的に紹介した同展覧会のタイトルは、後に70年代の現代美術を体現する鮮烈な用語となった。
本展は、70年代の日本の現代美術を撮り続けた安齊重男の行為を再検証する試みである安齊の写真を丁寧に辿ることによって、戦後日本美術の変革期を再確認することになるだろう。さらに、当館のコレクションを中心に安齊が目撃した作家たちの作品を展示し、安齊のその行為を作品の側からも検証するものである。
イベント情報
●講演会「東京ビエンナーレ'70-神話を越えて」…11月3日(金・祝)午後2時~
講師:峯村敏明(美術評論家、多摩美術大学名誉教授)
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料〈先着130名、当日午前10時から整理券を配布します〉

●講演会「菅木志雄のアクティヴェイションについて」…12月9目(土)午後2時~
講師:千葉成夫(美術評論家)
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料〈先着130名、当日午前10時から整理券を配布します〉

●ギャラリートーク…11月18日(土)・12月23日(土・祝)各日とも午後2時~
会場:国立国際美術館 地下2階展示室
参加無料〈要観覧券、ただし11月18日(土)は不要〉
当日午後1時30分から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出します〈先着90名〉
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/exhibition/2017/anzai.html
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
交通案内
電車をご利用の場合

■京阪
中之島線 渡辺橋駅(2番出口)より 南西へ徒歩約5分
淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え 西へ徒歩約15分

■地下鉄
四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より 西へ徒歩約10分
御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より 土佐堀川を越え西へ徒歩約15分

■JR
大阪環状線 福島駅 / 東西線 新福島駅(2番出口)より 南へ徒歩約10分
大阪駅より 南西へ徒歩約20分

■阪神
福島駅より 南へ徒歩約10分

■阪急
梅田駅より 南西へ徒歩約20分

バスをご利用の場合

■中之島ループバス「ふらら」
淀屋橋駅(4番出口) 西へ100メートル 「淀屋橋」(土佐堀通/住友ビル一号館前)より 「市立科学館・国立国際美術館前」下車すぐ

■市バス
JR大阪駅前より53号・75号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約3分

※美術館には専用駐車場はありません。
ご来館は、電車・バス等をご利用ください。
心身に障害のある方で車でのご来館を希望される場合は、美術館北側の有料駐車場をご利用いただきますようお願いします。
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索