タイトル等
秋季企画展
喜多武四郎 生誕120周年記念
喜多君は粘土に生命を与える ―石井鶴三―
会場
碌山美術館
第2展示棟
会期
2017-10-07~2017-11-05
開催時間
10月9:00-17:10 11月9:00-16:10
最終入館は30分前
観覧料
大人700円(600)・高校生300円(250)・小中生150円(100)
()は20名様以上の団体料金
障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
概要
「喜多君の手が土に触れると生命なき土に生命が入るから妙だ。ただの土ではく生きたものになっている。」彫刻家喜多武四郎(1897-1970)を評した石井鶴三の言葉です。喜多は21歳で彫刻家を志し、戸張孤雁に指導を受け、戸張・石井・中原らが活躍する日本美術院を活動の場とします。
喜多はロダニズムに傾倒した荻原守衛、高村光太郎らが示した生命感を作品の根幹に捉えながらも、作風は一線を画し、大正後期から戦後にかけて人体塑像の新たな表現を展開して行きます。
「芸術において対象を描写することは対象の種々相を描写することではない。対象と私との生気の合縁を描写することが表現の第一義である」と喜多が述べるように、その作品は表面的な描写には捉われていません。細部を省略した造形から不思議と伝わる透明感は、喜多の生まれもった資質や、自然への優れた観照を感じさせます。戸張から彫刻における動勢を学び、立体造形を強く思考していた石井鶴三の影響もあって、構造への意識も高めていきました。
喜多作品の多くが周囲の空間へ広がってゆくように感じられるのは、純粋な芸術観をもつ喜多の優れた造形力と透明感によるものです。
本展では喜多武四郎の生誕120年を記念し、初期から晩年に至るまでの作品を展示して、その造形の軌跡をご覧いただきます。
会場住所
〒399-8303
長野県安曇野市穂高5095-1
交通案内
■JR 大糸線・穂高駅下車 徒歩7分
■長野自動車道・安曇野インターから15分
ホームページ
http://www.rokuzan.jp/
会場問合せ先
0263-82-2094
長野県安曇野市穂高5095-1
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