パリを拠点に活動を続けるフィリップ・アペロワ。オルセー美術館やルーヴル美術館をはじめとする数々の文化施設の仕事を手がけるほか、現代のフランスを代表するグラフィックデザイナーとして国際的に活動の場を拡げています。モダニズムに大いなる刺激を受け、また絵画、パフォーミングアート、そして文学をこよなく愛するフィリップ・アペロワの作品を特徴づけるのが、リズミカルで大胆なタイポグラフィです。平面であるポスターの中で、立体的な文字が躍り、ストーリーが立ち上がり、情感豊かに訴えかけてきます。gggでは1998年以来2度目となる本展、アペロワの意欲的な最新作・近作にフォーカスします。イッセイミヤケパルファムL'Eau d'Issey、L'Eau d'Issey Pour Hommeの2017年サマフレグランスとホリデーコフレ等パッケージデザインや、最新作にして新たな挑戦であるセーブル焼のほか、ダイナミックなポスターの数々、ポップさの裏で厳密に設計されたフォントやロゴなどを紹介します。フィリップ・アペロワの実力と魅力を存分に体験できる場となるでしょう。