現在の日本においては「一億総活躍」が叫ばれ、特に女性に関しては、これまで以上に輝く存在になることが期待されています。では、美術界における女性は、過去から現在に至るまで、どの様な歩みをたどってきたのでしょうか。
当館には設立の契機となった洋画家・小島善太郎との関係から、彼が創立に関わった独立美術協会の作家の作品が多く収蔵されています。また、同会は比較的早くから女性に門戸を開いていたため、結果的に収蔵作品に占める女流画家の割合が高くなっています。
こうしたことを踏まえて、今回は館蔵品の中から、独立美術協会に集った女流画家、13人による約30点の作品を展示することとしました。普段あまり展示する機会のない、大型作品も多数含まれます。個性豊かな作品をお楽しみください。