タイトル等
遥かなるルネサンス
天正遣欧少年使節がたどったイタリア
会場
青森県立美術館
企画展示室
会期
2017-07-28~2017-09-10
休催日
8月14日(月)、28日(月)
開催時間
午前9時~午後6時
(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般1,500(1,300)円、高大生1,000(800)円、小中学生無料
※( )内は一般のみ前売券および20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料

前売券取扱い場所=はローソンチケット(Lコード:22581)、セブンチケット、まるっとあおもり検索サイト「ポみっと」、青森県内各プレイガイド※前売券は7月27日(木)まで販売
主催者
遥かなるルネサンス展実行委員会 (東奥日報社、青森放送株式会社、公益社団法人青森県観光連盟、青森県立美術館)
協賛・協力等
■特別協力 イタリア文化財・文化活動・観光省美術館総局、ウフィツィ美術館
■後援 外務省、イタリア文化財・文化活動・観光省、イタリア大使館、イタリア文化会館、 NHK青森放送局、青森ケーブルテレビ、青森県教育委員会
■協賛 アリタリア-イタリア航空、アルテリア、ヤマトロジスティクス
■協力 青い森鉄道株式会社、株式会社JR東日本青森商業開発
■映像協力 NHKエデュケーショナル ■企画協力 東京富士美術館
概要
16世紀後半のイタリアを訪れた天正遣欧少年使節の足跡をたどりつつ、“日本人が初めて見たヨーロッパ文化”“日本人が初めて見たイタリア·ルネサンスの芸術”に焦点を当てて、ルネサンスの豊穣なる美の世界を探求します。
1582年2月20日(天正十年),宣教師ヴァリニャーノは、日本人自身の中から、ヨーロッパ文明の語り部となる人物を育成する必要があると考え、伊東マンショら4人の少年をヨーロッパに送り出しました。1585年3月、イタリアのリヴォルノに上陸した一行は、フィレンツェ、シエナを経由し、ローマに至り、教皇に謁見するという旅の大きな目的の一つを果たすと、帰国の旅では、ボローニャ、ヴェネツィア、パドヴァ、マントヴァ、ミラノ、ジェノヴァなどの各都市に立ち寄り、そこでもまた行く先々で非常な歓待を受け、教会の儀式に参加するなど、見聞を広めました。
本展では、天正遣欧少年使節が訪れたイタリア各地の都市の美術を訪問順に紹介します。ルネサンスの中心フィレンツェからはメディチ家の人々を描いた絵画や大公の工房で作られた工芸品、一行が狩りを楽しんだバニャイアからは狩猟の様子を描いたタピスリー、教皇との謁見を果たしたローマからはその様子を描いた絵画や使節訪問の記念メダル、ペーサロからは物語の描かれた美しい陶器、ヴェネツィアからは世界に誇ったガラス工芸や色彩豊かなヴェネツィア派の絵画など、それぞれの都市に花開いた特色ある美術品が出品されます。とくにメディチ家のお抱え画家ブロンズィーノが描いた《ビア・デ・メディチの肖像》と、ヴェネツィアの画家ティントレットの工房で描かれ、2014年に奇跡的に再発見された《伊東マンショの肖像》は本展の見どころのひとつです。
遣欧使節が日本に帰国したのは出発して約8年半後のことでしたが、その間に豊臣秀吉によって「伴天連追放令」が発令されるなど、彼らを取り巻く環境は大きく変わっており、その後の彼らを待ち受ける運命は幸福とは言いがたいものでした。しかし、「天正遣欧少年使節」として海を渡った4人の事績は、グローバル化が進む現代において、キリスト教という枠を超えて、異文化間の相互理解という意味で、なお一層の重みをもって私たちの心に訴えかけてくるのです。
イベント情報
○記念講演会「天正遣欧少年使節の見たイタリアルネサンス」
本展の企画者である東京富士美術館五木田館長から、本展の内容と見どころについてお話しいただきます。
日 時:7月29日(土)13:30-15:00
会 場:青森県立美術館スタジオ(定員50名・申込不要)
入場料:無料
講 師:東京富士美術館館長 五木田聡

○講演会 「楽しいルネサンス美術」
ブロンツィーノなどイタリアルネサンス晩期のマニエリスム美術研究を専門とする講師が、イタリアルネサンス美術の楽しみ方を解説します。
日 時:8月26日(土)13:30-15:00
会 場:青森県立美術館スタジオ(定員50名・申込不要)
入場料:無料
講 師:弘前大学教授 足達薫(イタリア美術史)

○ミュージアム・コンサート
天正遣欧少年使節の音楽
遣欧使節の少年たちは西洋の楽器を見事に演奏し、帰国後は秀吉の前で披露したと伝えられています。彼らも奏でた古楽器リュート、ハープと歌による演奏で、少年たちの出会った450年前の音楽に思いをはせます。
出演者:つのだたかし(リュート)、伊藤美恵(バロックハープ)、藤井あや(ソプラノ)
日 時:8月29日(火)16:30-17:30
会 場:青森県立美術館企画展示室
詳細については青森県立美術館ホームページ等でご確認ください

○アレコホール定期演奏会2017 「lncontro」
日 時:7月15日(土)、9月30日(日)各日19時開演
会 場:アレコホール
演奏者:三上亮(ヴァイオリン)、佐藤慎悟(ピアノ)
1628年にニコロ・アマティが制作したヴァイオリンが演奏されます。ルネサンス展とともにぜひご鑑賞ください。(展覧会と別料金、詳細は美術館ホームページにて)
ホームページ
http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/102/
会場住所
〒038-0021
青森県青森市安田字近野185
交通案内
JR 新青森駅から
■ 車で約10分
■ ルートバスねぶたん号 新青森駅東口バス停から乗車
「県立美術館前」下車 (所要時間約10分)

JR 青森駅から
■ 車で約20分
■ 青森市営バス 青森駅前6番バス停から 三内丸山遺跡 行き
「県立美術館前」下車 (所要時間約20分)

青森空港から
■ 車で約20分

東北縦貫自動車道 青森I.C.から
■ 車で約5分

(八戸方面から) 青森自動車道 青森中央I.C.から
■ 車で約10分
ホームページ
http://www.aomori-museum.jp/
青森県青森市安田字近野185
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