今回の「やきもの勉強会」では、毎日の生活の中で使っている「皿」に焦点を当て、大きな皿や小さな皿が食卓で使われる文化とその時代を考えて作品を選びました。人々はいつ頃から皿を使うようになったのでしょうか。「盛る」という食事の文化が現れたのは、いつ頃のことでしょうか。大きな皿が必要とされた14世紀頃の中近東文化、懐石膳のような小さな食卓を使った文化の中で小さな皿が目を引く日本の様相なども考えて作品を選びました。大皿と小皿が紡いできた食卓の物語を、中国や日本のやきものを見ながら想像してお楽しみください。