タイトル等
昭和の洋画を切り拓いた若き情熱
一九三〇年協会から独立へ
今振り返る、時代の寵児が描いた秀作の数々!
会場
酒田市美術館
会期
2017-06-03~2017-07-09
休催日
会期中無休
開催時間
午前9時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般830円(730円) 大学・高校生420円(370円) 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
公益財団酒田市美術館
協賛・協力等
共催/酒田市、酒田市教育委員会
企画協力/公益財団法人日動美術財団
概要
大正期の関東大震災1923(大正12)年の前後に、日本の多くの若手画家たちが西洋絵画を学ぶためにフランスに渡りました。当時のパリではいわゆるエコール・ド・パリ(パリ派)と言われる芸術の潮流が全盛期で、一方フォーヴィスム(野獣派)と言われる画風が注目を浴びている時代でもありました。その自由な雰囲気の中で日本人画家たちは、20世紀の反自然主義的な近代絵画の画風を吸収して次々と帰国します。洋画団体1930年協会は1926(大正15)年に前田寛治、里見勝蔵、木下孝則、佐伯祐三、小島善太郎らの帰国後の作品発表の場として結成さらました。(会名はミレーやコローら、バルビゾン派の旧称「1830年派」に倣ったもの)その後、一般の作品も公募するようになるとその意欲的な活動に次々と会員が集り、当時の青年作家にも新鮮な刺激を与えました。しかし、佐伯、前田らの相次ぐ急死により同協会は、わずか数年の活動で解散します。そしてその潮流は、二科の里見勝蔵、児島善三郎、林重義、林武、川口軌外、小島善太郎、中山巍、鈴木亜夫、鈴木保徳、さらに春陽会の三好好太郎、国画会の高畠達四郎、フランスから帰国した伊藤廉、福沢一郎、清水登之らにより、1931(昭和6)年に「既存団体からの絶縁と新時代の美術の確立」を理念とした「独立美術協会」の創立に発展し、当時の洋画界を力強く牽引していく存在となりました。
本展では、2016(平成28)年に「1930年協会」が創立から90周年の節目を迎えるのを機に一時代を築いた二つの美術団体に改めて注目し、若き洋画家たちの秀作を一堂に紹介します。
イベント情報
学芸員によるギャラリートーク
日時/6月11日(日)・18日(日) 各回午前10時30分~
会場/展示室内
参加費/無料(但し、要観覧券又は会員券)
会場住所
〒998-0055
山形県酒田市飯森山3-17-95
交通案内
バス /
るんるんバス 酒田駅大学線で 酒田駅から20分乗車
酒田市美術館・出羽遊心館下車 徒歩1分

タクシー /
酒田駅前から 約10分、庄内空港から 約20分
ホームページ
https://www.sakata-art-museum.jp
山形県酒田市飯森山3-17-95
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