「アートみやぎ 2003」は、近年めざましい発表活動を展開している宮城県在住または出身の作家8人の作品によって構成する展覧会です。2000年の1月から3月にかけて開催した特別展「アートみやぎ」の続編にあたります。「アートみやぎ」のシリーズをとおして、宮城県をめぐる今日の美術の一端を示す、優れた創作活動に接する場として、広く親しんでいただこうとするものです。
今回の出品作家8名はいずれも、個展・グループ展・回顧展・作品集刊行などを通じて、特に2000年の「アートみやぎ」展以後、各領域で充実した作品発表を行っている、以下の8名です。
阿部仁史 勝又豊子 ササキツトム 高山登 千葉和男 平間至 吉野辰海 渡辺雄彦
本展では、独立した区画を設けて会場を構成し、各作家の作品と深く触れあえる形で、近年の創作活動の動向を紹介します。と同時に本展は、8つの異質な表現世界を一堂に集めることで、みやぎの美術の「今」の一断面を示す試みでもあります。