「here is new york」は、2001年9月11日に起きたテロによるワールドトレードセンタービルの崩壊をテーマにした、ニューヨーク市民の写真展です。幅広い写真を収集・展示し、後世にこの事件について多様な観点を伝えることを目的としています。企画したのはニューヨークに住む写真家や編集者ら4人。事件直後から作品の提供を呼びかけ、7歳の子どもから著名な写真家まで、これまでに約7,000点の作品が寄せられました。
瓦礫の散乱する崩壊現場に近いソーホーのブティックを改装して、パソコンのプリンターで印刷したA3判の作品を壁一面に貼りました。作品は会場で販売され、犠牲者の遺児たちに寄付されました。チャリティーの輪は世界各国に広がり、この1年間に約20か所で写真展が開催されています。日本では2002年9月に東京都内で展示されたのに続き、今回は横浜の地で、厳選した作品約500点をご覧いただきます。