1908年にカナダの作家、ルーシ・モンド・モンゴメリが発表した「赤毛のアン」は100年以上経った今も多くの人を魅了し続けています。まだ記憶に新しい2014年には、「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子さんを主人公にしたお話が朝の連続ドラマで放映され話題となりました。小説はシリーズとして「赤毛のアン」から「アンの思い出の日々」まで11巻に及ぶ大作ですが、この度 葉祥明が名場面を選出し、優しい画風で情景を蘇らせた絵本「赤毛のアン」が出版されました。四季折々のグリーン・ゲイブルス、教会や灯台など、物語の舞台となったプリンセスエドワード島の様々な表情を印象の残るお話と共に紹介しています。世界的な名作を、葉祥明が描く世界を通して改めてその素晴らしさを再確認させてくれます。