タイトル等
西宮の狩野派
勝部如春斎
18世紀摂津の画人列伝
ときに
豪華であっても
繊細で可憐
―――上質
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2017-04-01~2017-05-07
休催日
水曜日(5月3日(水・祝)は開館)
開催時間
10時~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般800円、高大生600円、小中生400円
●前売・20名以上の団体は各料金から200円引き(いずれも税込価格)
●前売券はローソンLoppi(Lコード53520)、イープラス(セブン-イレブン、ファミリーマート)で取り扱い
●手数料がかかる場合がございます。 ●前売り券の販売は3月31日(金)まで
●西宮市内在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書) ●ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
●心身に障害のある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示) ●ちらし割引券持参の方は一般800円を700円に割引(複製不可)
●リピーター割引/本展チケット半券のご呈示で、会期中2回目以降の入館料が、前売り料金になります。
主催者
西宮市大谷記念美術館、毎日新聞社
協賛・協力等
後援/西宮市、西宮市教育委員会
概要
勝部如春斎(かつべ・じょしゅんさい)は一七二一(享保六)年、西宮の裕福な醸造家の家に生まれました。大坂で狩野派を学ぶ一方、兄に酒株を譲られて家業の収入もあったようですが、前半生の詳しい経歴は分かっていません。
三十代後半から数年の間に、妻や子どもを相次いで失うという不幸に見舞われた如春斎はその後、亡妻の追善のために東福寺にある明兆(みんちょう)作の「三十三観音図」を模写するなど、精力的に画業に専念した様子が伺えます。
そして一七六四(明和元)年十二月、時の左大臣九条尚実(くじょうひさざね)に「如春斎」の号を賜わり、以降如春斎は作品に「台賜(だいし)如春斎」の落款を入れるようになりました。現在知られている如春斎の作品の殆どは、如春斎と号するようになった後に、描かれたものです。
残された作品にみる如春斎の画風は、ときに豪華であっても繊細で可憐、上質な雰囲気の滲み出たものです。目を引くような派手な個性はありませんが、狩野派の手法に則った手堅い技量が発揮されており、当時は大変人気が高かったようです。
このたびの展覧会では、これまで”山本”如春斎として知られてきた郷土の画人の、主要な作品五十点余りを一堂に会し、その画業を美術館で初めて紹介いたします。また弟子といわれている森狙仙(もりそせん)をはじめ、大岡春卜(おおおかしゅんぼく)、吉村周山(よしむらしゅうざん)など摂津を中心に活躍した同時代の画人の作品も併せて展観いたします。如春斎の生きた十八世紀の、豊かな文化的雰囲気を味わっていただけることでしょう。
イベント情報
記念講演会 申込不要、要入館料 定員100名
4月1日(土)午後2時より
木村重圭氏(元甲南女子大学教授 美術史家)
「勝部如春斎と大阪画壇について」

連続講座 いずれも申込不要、要入館料 定員50名
4月9日(日)午後2時より
土井久美子氏(元大阪市立美術館 学芸員)
「勝部如春斎について」
4月16日(日)午後2時より
高野弥和子氏(池田市立歴史民俗資料館 学芸員)
「18世紀の池田文化と担い手たち―画人を中心に―」
4月23日(日)午後2時より
衛藤彩子氏(西宮市立郷土資料館 学芸員)
「18世紀の西宮~勝部如春斎を生んだ社会~」
4月30日(日)午後2時より
杉本欣久氏(黒川古文化研究所 研究員)
「「天下の台所」における大阪画壇
―江戸中期の大阪絵画史―」

ギャラリートーク 担当学芸員による作品解説
4月8日(土)、4月22日(土)午後2時より
申込不要、要入館料

第162回オータニミュージアムコンサート
内田美苗ピアノコンサート
4月29日(土・祝)午後2時より
要申込 小学生以上 定員100名(先着順)
申込方法:3月30日(木)午前9時より
電話(0798-33-0164)で受付
展示替え情報
会期中に展示替えをおこないます。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/exhi/jyoshun17/jyoshun17.html
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
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